実は,子イモリの飼育環境を大幅に変更しました。理由は,コオロギの1齢幼虫が水ゴケ内に侵入し,そこを住処にしてしまったため。そのままでは,エサでなく,コオロギ中心の飼育になってしまうため。
最初,水ゴケを全部撤去し,乾燥対策に簡易な水場を設置するつもりでした。しかし,あまりもの多量のコオロギの幼虫に,子イモリたちが大パニック!子イモリの体がゴマをまぶしたようにコオロギで埋め尽くされるレベルです。コオロギ,入れすぎました。これじゃあ,恐怖心を植えつけたようなものかもしれません。必要な数だけ子イモリのところにリリースし,残りはストックしたほうがよいですね。使い切れない分は,きっぱりと廃棄する決断が必要です。
そこで,2回目のリニューアルをしました。ヨーロッパイエコオロギがそこそこ成長したので,フタホシコオロギと合流させ,プラケを確保。今度の飼育環境はこんな感じです。
白く写っているのは,ヨーグルトカップで作った浅皿です。 |
水深5ミリくらいの水場を設けました。溺死が心配なので,足場としてモスをいれてあります。水質浄化作用も期待しています。水場を避けるように縁を移動する子,中央をショートカットする子,性格がずいぶん違います。まだ,お風呂のように使ってくれる子はいません。コオロギの溺死も心配しましたが,溺死しかけのジタバタしているコオロギが捕食しやすいエサになるとの記事を見つけたので,このような仕様にしました。これなら,鑑賞しやすいです。隠れ家がないと子イモリたちはおちつかないかもしれませんが,まぁ,慣れると思います。親をみていると,そんなに繊細ではないと思うので。
奥の浅皿は,乾燥イトミミズ用。コオロギが怖い,もしくは乾燥フードに適応した子のために用意しました。いまのところは,通行時に踏み荒らされるだけのようです。その手前の浅皿はコオロギのエサとして,メダカのエサをいれています。別に,こっちを子イモリが食べてもいいんですけどね。一番手前にコオロギ用の飲み水として,湿らせたティッシュを置きました。本来の用途ではなく,子イモリたちの集合場所になっています。
バカと子供は高いところが好きといいますが・・・ |
習性なんでしょうかね?
顔にゴミくっついたままだし。 |
やわらかそうな皮膚です。 |
水場の向こう岸でもイモリダンゴができています。
顔にコオロギ乗っけているし。食べたらどーよ。 |
最初は,ほぼ全員がプラケの壁を登って逃亡を企てましたが,途中でずり落ちて撃沈。殆どの子は何回かトライしてあきらめたので,学習能力はあるみたいです。でも,コオロギに対する恐怖心は忘れて欲しいなぁ。全員でエサを追い掛け回して欲しいというのは,飼育者の妄想ですね。
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