2014年9月5日金曜日

上陸予備軍用のプラケ,その後

昨夜寝る前,急遽用意した上陸予備軍用のプラケ,朝になったら3匹とも完全に上陸完了。陸地でのんびり過ごしていました。こうなることは予想していたので,いつもより早起きして幼体用の飼育設備を大急ぎで作成しました。

突貫工事でつくりました
大磯砂を薄く敷き,モスで隠れ家を作りました。ヨーグルトの空き容器に飲み水をストックし,ウールでひたひたにしています。ウールの下の円盤は「朝食ヨーグルト」のフタです。浅いフタなので,水浴びにちょうど良いかと。使って見ての不具合は,少しずつ改善していきます。

ここに3匹を移しかえ,仕事に行ってきました。

今晩も日課のクロール3000メートルをこなして帰ってくると,皆さん,隠れ家がお気に入りの様子です。


身を隠すって,本能なんですね


この模様,上陸1号かな?

3匹目は発見できませんでした。プラケのフタはしっかりロックしておいたので,脱走はしていないはず。モスの中がお気に入りなのでしょう。適度な湿気もありますしね。

でも,観察できないんですよ。特に心配なのは,餌付け前なのでモスの中でひっそりと餓死してしまわないか心配です。隠れ家の仕様は再考の余地有りです。

次に幼生の水槽を見ると,バブルシートに上れずに水面付近でぷらーんと浮かんでいる個体がいるではありませんか。

やばい。ついに脱落者を出してしまったかも。どざえもんか?

よく見ると,すこし動いています。よかった。生きている。菜箸で救出し,上陸候補用のプラケに緊急避難させました。夕食と入浴をすませて蘇生しているか観察してみると・・・

もぞもぞ動いています
よかった。大丈夫そうです。もう,殆ど上陸を完了しています。今晩はこのままこのプラケに収容しましが,明朝には先の3匹のところに引越しさせるつもりです。

これまでの観察で,朝と晩に必ず観察して,上陸が近いと思われる個体を捕獲して,上陸候補用のプラケに移しかえてしまえば,スムースに変態を完了できることがわかりました。あんまりギリギリまで水中生活をすごさせようとすると,溺死の危険があります。ここで早めに対処しても,水中に半日長く滞在できるか否かの差でしかなさそうです。水中生活を長くとって,できるだけ大きく成長させる飼育スタンスですが,半日しか違わないならば,安全をとったほうがいいですね。

水中生活の幼生たちですが,顎からお腹にかけての白い部分のコンストラストが強くなった個足,エラが小さくなってきた個体,なんだかソワソワしている個体が見受けられます。



ボス個体です。体表がゴツゴツしてきました。

こいつはソワソワしています。

こいつは・・・ マイペース派でしょうか。

この24時間以内に4匹の上陸がありました。この土日,続々と上陸がおきそうです。

はぁぁぁぁぁ。エサ,どうしよう。乾燥アカムシを水で戻して,フリフリしてみますか。

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