2015年1月20日火曜日

水カビ病 看護レポート(1)

昨夜のレポートで,最も重症と報告した子です。この角度だと,左足がなくなってしまったように見えます。この写真だけ見ると,大ショックです。

白カビのモヤモヤは,ごく薄っすらという感じ?


側面から観察すると,肉眼ではわかりにくいですが,マクロ撮影だと指が再生していることがわかります。

驚異的な再生力ですね!
実はこの子は薬浴3日目なんです。あとから発病した子はまだ薬浴1日。でも,殆どの子から白モヤがなくなっています。発病していない(ように見える)けど,予防入院させた子はとても元気です。

ちょっとスリムになってきれいますが,病気で死んでしまうよりはマシ。太らせることはこれからいつでも出来ると考えることにしました。

あと2~3日は薬浴させて,全員を写真判定してOKと判断したら,もとの飼育環境に戻そうと思います。

給餌も試行していますは,ピンセットにつままれた餌を警戒する子が半数です。2匹はレプトミンを食べることを覚えました。変態後の餌付けがラクになりそうです。3匹は口に入れるものの,吐き出してしまいます。乾燥アカムシも試してみようと思います。

ピンセット給餌でわかったことですが,噛み付きのパワーが予想以上に強いです。今回,水カビの発症は手足と尻尾でした。それに,ちょうど活きイトミミズが不足気味でした。もしかしたら,兄弟で噛み付きあったのかもしれません。アカハラの子よりも,性格は遥かにきついようです。そこに,フィルターの目詰まりも重なってしまったというわけです。正直,油断していました。

これだけの脅威の再生力を誇るのですから,ちょっとやそっとじゃ,水カビなんぞにヤられないはず。それがヤられてしまったということは,よほど水質に問題があったということですね。

田んぼの浮泥を使った飼育は,スポンジフィルターの目詰まりが起こりやすいのです。スポンジ1本では,リスク管理が足りないということですね。

4 件のコメント:

  1. 幼生時の再生能力はかなり高いと思います。
    ダニューブ幼生、腕が無くなっても案外すぐに再生してました。
    今からレプトミンで給餌ですかぁ~上陸後の餌付けも楽に
    なるでしょうね^^;

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    1. 実は本日,4匹目の餌付けに成功しました。一度食べた子は,確率100%でリピーターになってくれますね。上陸後もレプトミンをそのまま食べてくれると助かります。

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  2. 回復の兆候がみられて安心です。自分の水棲種の一番の死亡原因が水カビからの
    一部麻痺、拒食だったので。

    基本的には幼生同士がやり合って怪我→水カビでしょうね。

    とにもかくにも今後も無事でいてくれることを願っています。
    今度、薬浴の配分をお聞きしたいです。自分もメチレン使用していますが
    いつも水との分量に悩まされています。

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    1. 薬浴なんですが,最初は500ccに対して1滴しかいれませんでした。昔,グッピーでよく死なせてしまったものですから。2日目は,その半分の水に対して1滴に増やしました。今回は,これでうまくいきました。

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