2015年5月23日土曜日

またやってしまった。

キヤノンのデジイチは,DIGIC1以前の製品(初代1Ds,D60など)のほうが,発色が良かったです。DIGIC1(10D,初代キスデジ)あたりはまだ良い発色をしますが,DIGIC2(20D,30D,キスデジN)あたりから怪しくなります。DIGIC3(40D,キスデジX)以降はダメダメです。現行製品もダメダメです。

もちろん,これはRAW画像を汎用現像ソフトを使ったときの評価です。汎用現像ソフトを使うと,本体で生成するJPEGより高品質な写真を得られます。

もちろん,使いこなすスキルは必要ですが。

DIGIC2搭載の機種あたりから,高感度画質を良くするためにカラーフィルターを薄くしているのではないかと邪推しています。こうすれば,センサーの入光量は増えますからね。でも,かわりにRGBの色分離は悪化します。その悪化分を,ソフトウェアの処理でごまかしているのではないかと疑っているワケです。

おまけに,画素数が増えて,1ピクセルあたりの画質が劣化してしまいました。こまったものです。

画素数多い=高画質は,有る程度までは正しいです。

でも,ある閾値以上になると,無意味になります。

つまり,人間の目の認識力以上の解像度は必要ないんです。

人間の目は,300DPI以上の解像度は違いが殆ど認識できません。これを,プリントサイズと画素数の関係に置き換えると,A4プリントなら600万画素~800万画素で十分ということになります。

じゃあ,A3や全紙プリントの場合はどうか?

やっぱり,600万画素~800万画素で十分なんです。

何故か?

離れて鑑賞するからです。

コンデジやスマホが画素数多い=高画質=すごいとアピールするものだから,消費者はだまされてしまっています。そうなると,画素数を増やさないとデジイチも売れないので,メーカーはどんどん画素数を増やしていきます。

こまったものです。

さて,前置きが長くなりました。

ISO100の発色でベストを求めるなら,現在所有のD60と初代キスデジがあります。もう,サイコーです。

ですが,この2機種はレスポンスがだるいんです。初代キスデジにいたっては,ファームウェアでイロイロ機能制限がかかっていて使い難いです。まー,それを解除するロシアンファームなる改造ファームウェアをインストールしていますけどね。

DIGIC2機種も中古が底値のようなので,キスデジNを捕獲しました。キタムラネット中古で税込5,980円。


同世代の20Dと30Dは以前使ったことがあるので,あえてコレにしました。

コイツの後継機種のキスデジXも使ったことがありますが,画質がボロボロでした。キスデジはNまでが画質がいいです。

これ以降の機種は,ISOの設定を広げ,ソフトウェアの塗りつぶしアルゴリズムを強化し,上級機種からメカニカルをお下がり・・・という方向性で進んでいきます。

何も考えずに本体生成のJPEGで楽しめるのなら,それでOKなんですが。

センサー出力画像の質がどうたら言い始めると,ついつい旧機種に手を出してしまいます。




2 件のコメント:

  1. 自分はいつもスマフォ撮影でして、被写体は多いのでそろそろ
    本気で良いカメラ…まぁ手頃なやつを買いたいとは思っております。
    安くて使い勝手の良い物でおすすめってありますか?

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    1. 質問ありがとうございます。返信で片付けるにはもったいないネタなので,投稿ネタにさせていただきますね。

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