2014年8月28日木曜日

未だ上陸の気配なし

10日もブログをほったらかしにしてしまいました。
だって,何もおきないし。

いや,水槽の前で居眠りして,頭突きでベビーイモリ水槽を割ってしまって,急遽水槽を買い替えただとかいう事件はありましたが,イモリの様子に変化がなかったのです。

大きい個体はこんな感じですね。



2枚めの写真のコのほうが大きく見えますが,実際は同じくらいです。このコたちのサイズはというと,

48ミリに達しました。

この写真の角度ではわかりにくいですが,数週間前とは頭蓋の形が変わってきているような気がします。それに,下あごからお腹にかけて,白くなっています。

先人のブログの上陸後の姿に良く似ています。孵化してから,およそ6~7週間が経過しています。先人達の報告事例より,水中生活のままサイズが大きくなっているような気がします。

なぜなんでしょう?

仮説を立ててみましょう。

まず,飼育環境ですが,40cm規格水槽にベビーが20匹います。底床は田んぼの浮泥が1cm。濾過装置はスポンジフィルターが1つ。

給餌は1週間に一度,活きイトミミズを4~5カップ。殆どが浮泥にもぐりこみます。そして,恒常的にエサになります。これに加え,試験的に乾燥イトミミズ/アカムシを与えています。沈んだものが食べられているような気がします。さらに,屋外で養殖したボウフラ,アカムシ,ミジンコを2~3日に一度与えています。あと,1ヶ月くらい前までは,田んぼでミジンコや水棲昆虫を採取してきて週イチペースで与えていました。今でも水生昆虫は生き残っていて,エサになっているようです。

つまり,食料については食い放題なわけで,全員,お腹がぷっくりしています。

そして,水深は22cm。陸地は作っていないので,底モノである彼らには常に水深22cmの水圧がかかっています。

ほぼ水槽部屋のため,年中エアコンで温度管理しているので,水温は25℃一定です。

照明は16時~26時までの10時間と少々長めです。

以上から,次のように考えてみました。

・水質が安定している。
・新天地を目指さずとも,食料が豊富である。
・水圧が一定 → いくら歩いても岸辺には到達できないと体感的に勘違いしやすい。
・掃除も水替えもしない → ほったらかしで生体にストレスが少ない。
・外敵がいない。
・水温変化を感じない


つまり,わざわざ変態せずとも,いまのままが居心地がよい,と本能が判断しているのではないか?と推定しているわけです。また,季節の変化も感じないので,変態のスイッチが入らないのかもしれません。

とはいうものの,当然成長に伴ってタイマーのように変態のスイッチが作動するでしょうから,備えはしておかなくてはなりません。先人達の報告によれば,エラの様子が変わってくるそうなので,朝晩必ず全員の様子をウォッチすることにしています。

そんなに水中飼育にこだわらずとも,素直に陸地を与えればよいではないか?とのご意見もあるでしょう。

しかし,変態は体力を消耗するでしょうし,前後でエサを食べなくなるとするならば,可能な限り大きく成長させて体力をつけたほうが,生存率が高まると思うのです。

それに,ボウフラをエサで与えている関係で,水面に余計なものがあると,オニボウフラの隠れ家になって,飼育部屋に蚊を発生させてしまうことにつながります。現状だと,スポンジフィルターを強めに稼動させることで,水面に大きな水流が発生します。この水流にのってボウフラが底床まで流され,運が良い(悪い?)とベビーイモリのエサになるという仕掛けになっています。つまり,給餌の都合で水面に余計なものがないようにしたいわけです。

おそらく,水位を1cmとか2cmにまで下げると,大きな個体は次々と変態を始めると思います。ウーパールーパーが確か,水位で変態するとかってありましたよね。

さて,私としては水深は変えずに陸地をそろそろ与えたいわけです。そうしないと溺死するベビーがでてくるかもしれませんので。いま,陸地として考えているのが,梱包剤によく使われるプチプチのシートです。アレは中に空気が入っているので,確実に筏の役目を果たしそうです。

2014年8月18日月曜日

嗚呼,夏がおわってしまった。

みなさま,いかがお過ごしでしょうか。
シゲルはお盆休みの連休,あと1日を残すのみとなりました。

イモリたちは,いたって平和そのものです。
まずは,4日前の様子から。


ベビーたちの母親です。一時期は底なしの食欲を見せ,いつもお腹がパンパンでしたが,最近は食欲が落ちています。お肌もなんだかふけた感じになっています。



通称,「姐さん」です。ママイモリのあとに追加した個体。5月だか6月にウチにやってきたときは,ママイモリより体長は短く,頭蓋のサイズは下回っていましたが,今では体長は互角です。頭蓋の大きさは凌駕しています。そして,給餌タイムのときは,ママイモリに噛み付いて追い払ってしまいます。パワーとスピードにおいて,遥かに強い!


大好きなナメクジを食した後です。口から粘液がはみ出しています。


姐さん,目が怖いです。


見事なお腹です。呼吸のために水面に浮上したあとの沈み方が極端で笑えます。


ちょうど,体は最大サイズに到達したってところでしょうか。どおりで元気なわけだ。


うー,まったり。


ふ,太い。


とうとう生き残ったエサのオタマジャクシ。こいつ1匹のみ生き残りました。もう,イモリの口に入るサイズではありません。いったい,何を食べているんだろう? 水槽の中には,有機物はイモリの●くらいしかなさそうなんですけど。

お次は,ベビー水槽の紹介です。


底床に垂直に体を突撃させて,底床から尻を出しているイトミミズに食らいついています。そのため,体が少々汚れてしまっています。


イトミミズを大目に投入すると,底床(田んぼの浮泥)にもぐりこみ,そのうちにこの写真のように尻を突き出してユラユラと体を揺らします。常に水槽内にエサが大量にあって,しかも濾過が効いていますから,ただ眺めているだけで何もしなくて良く,管理が楽チンです。


ベビーもだいぶ大きくなったので,田んぼで掬ってきた,水棲昆虫も食べることができるようになりました。以前は,近づくと逃げられていました。まぁ,いまでも狩の成功率は低いようですが。


もはや,満腹なのでしょうか?


お腹がパンパンですね。


尻尾がかじられてしまっています。イトミミズをたくさんあげるようになってからは,共食いは起きていないようです。

さて,ここからが本日の様子です。2日か3日おきに,成体にはナメクジを与えています。「姐さん」は2匹を食した後,大物に食らいつきました。


いやあ,口に入らないってばさ。尻尾しか咥えられないでしょ?


うりゃー!


とぅー。

ナメクジも命がけで逃亡を図ります。頭から飲み込めばいいのにね。


やーっぱ,ムリでしょ?


え? 入っちゃったの?


完食~♪


く,苦しくないのか?

結局,ママイモリは姐さんに全部ナメクジを取られてしまい,一匹も食べることができませんでした。前回もそうでしたので,姐さんの目を盗んで,ドライフードをあげています。

さて,ベビー水槽ですが,そろそろ孵化してから5週間ってところでしょうか。だいぶ,体格差が目立っていますが,イトミミズをたくさんあげているので,小さい子はエサにならずにすんでいるようです。


ウキーッ。ぽっこりしたお腹が可愛いぞ。


どうして,この個体のみ立ち上がろうとするんだろう? もしかして,壁を登りたいの?


あー,疲れたってところ? 一休み中? 体長は40ミリになりました。


またやっている。もしかして,上陸がちかいのだろうか? この水槽はボウフラをエサとして投入しているので,オニボウフラが居心地よさそうな陸地になるようなものは入れていません。そろそろ,上陸のことも考えなくてはいけないのかな? 変態すると,しばらくエサを食べないらしいですから,水中生活のうちにたっぷりと食べさせてあげたいな。

さーて,陸上生活が始まると,エサの問題が悩ましいわけです。乾燥イトミミズや乾燥アカムシを水で戻したものを食べてくれるといいのですが。乾燥モノはいまのうちから与えていますが,沈んだものはいつの間にか減っているみたいなんですよね。同居している水棲昆虫が食べているのか,ベビーが食べているのかわかりません。

コオロギは部屋にいれたくないし,冷凍アカムシは家族の理解が得られません。いざとなったら,繁殖地にリリースするしかないのかな。

2014年8月9日土曜日

LUMIX G3 レンズキット

付属レンズ = LUMIX G VARIO 14-42 mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.

Panasonic DMC-G3 (発売日:2011年 7月 8日)

娘にカメラを教えようとしたのですが,「お父さんのカメラは大きくて重すぎる」とのこと。
たしかに,EOS 5Dや7Dは小学4年生や2年生には手に負えないでしょう。

ということで,前々から興味があったミラーレス一眼を導入してみました。
とはいっても,中古品です。キタムラネット中古で探しました。
標準ズームレンズのキットで,社外バッテリー1個追加されていて,たしか20,500円(税込)だったかな?キタムラの中古としては,格安の部類です。検索してもらえるとわかると思いますが,G3のレンズキットはなかなかこのお値段では買えないのです。ヤフオクなら,もっと安く買えますが,キタムラネット中古は送料と振込み手数料がかからないし,現物を確認して期待したものとちがっていたら,キャンセルもできるのです。ヤフオクと使い分けしています。

G3は普及価格帯のカメラですが,金属ボディを採用していて剛性感をしっかり感じます。興味のあったEVFはなかなかのものです。相手が停止していれば,AFは速いし精度もよい。普段は位相差AFを使っていますが,コントラストAFの進化に驚きました。最新機種はもっとよいんでしょうね。おまけに,顔認識とかで,被写体を自動認識してくれます。これは位相差AFにはないうらやましい機能です。

さっそく,娘に使わせる前に,弄り倒しましょう。

付属のレンズは,いわゆる標準ズームってやつ。

LUMIX G VARIO 14-42 mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.

名前がなげーよ。
焦点距離は35mm換算で,28-84mm。露出の計算はF3.5-5.6だけど,被写界深度としては35mm換算で7-11となります。つまり,背景がボケた撮影は苦手です。キヤノンのKissシリーズ付属の18-55mmあたりより,外装は質感があります。しかし,ズームを弄ったときのトルク感のがさつきは安物レンズですねぇ。まぁ,購買ターゲットを考えるとこうなっちゃうのか?

さーて,前置きはこれくらいにして。

3人娘

感度性能はフルサイズセンサーの2段おち,APS-Cの0.7段おちってところですが,日中屋外撮影であれば十分なクオリティと感じます。

AFを動体追従,AFポイントを自動追従,シャッター速度優先(1/500),ISOオートで撮影しました。

おおお。顔をAFが自動追尾している! ミラーレス,すげぇぇぇ。

しかし,シャッターボタンを押したタイミングと,撮影される写真が同期していません。

時間がずれています。おもいっきり。つ,つかえねー。EVFの遅延,AF追従の遅延,レリーズタイムラグの全てが甘いのでしょう。おまけに,シャッターボタンを押すと,ファインダー消失時間がはんぱない。まるで見えない。勘で被写体にレンズを向けて連写するしかなくなります。

以前,EOS Kiss Digital X(2006年製)をサブカメラとして所有していましたが,こんなことはありませんでした。2011年といえば,KissはX5になっています。X5は店頭でいじっただけだけど,G3じゃ勝負になりませんな。X5とG3は価格帯,購買ターゲットとして思いっきり競合製品です。G3のほうが小ぶりですが,

動いているものがまともに写せない!

のは致命的。慣れの問題とか,そういうレベルではない。「はい,ポーズ」で静止してくれる場合はOKだけど,徒競走なんかデジイチ使いの感覚からは,

撮れるわけねぇ

と思いました。それから3年の技術進歩でAF能力は向上していると思いますが,掲示板などを見ますと,動体撮影はまだまだ位相差AFには及ばないのだそうで。今回,実機で試してみて,

こういうことだったのか

と納得しました。

フォーサーズなら,超望遠レンズをコンパクトにできるので,運動会用の撮影機材をダウンサイジングできるのではないかと期待していたのですが,現時点では無理そう。OMD-E1あたりなら,G3より遥かに追従能力は高いでしょうが,7D並みでないと移行は難しいな。

完治したかな?

おはようございます。9時に寝て5時前には起きるシゲルです。
昨日,水底にSTAYできなくなっていた個体ですが,10時間ほどプラケに隔離しておいたら元気になったようです。


下のほうに写っているのは,おそらくウンコ。すっきりしたのかな?
たった10時間で水深が背の高さギリギリに減っています。もともと極浅にしておいたのですが,さらに半日たつとこの子は生命の危機に直面するでしょう。私の部屋は水槽が18個もおいてあるので,年中エアコンいれっぱなしなので,蓋をしないとどんどん飼育水が減ってしまいます。

水槽18個といっても,稼動中なのは14個で,90cm×2,60cmワイド,60cmの合計4つが空っぽなんですが。このあたりのお話はいずれ。

話を写真のイモリベビーに戻しますと,このままにしておくとウッカリと干物にしてしまいそうです。とりあえず,プラケを傾けて角に飼育水を集めて,ベビーが姿勢制御できるかテストしてみました。大丈夫そうなので,兄弟達のところに戻すことにします。

いま,イモリベビー水槽はこんな感じ。


イトミミズが底床から生えています。


なんだか,すごいな。イモリを飼っているんだか,イトミミズを飼っているんだか,判らなくなってきた。田んぼの浮泥の底床なんて,イトミミズにとっちゃあサイコーの居心地だろうし。


大丈夫そうですね。水底にSTAYできそうです。肉眼ではわからなかったのですが,ガラス面に拭き残し多数orz。底床の穴ぼこは,先週ほおりこんだイトミミズたちが作ったもの。底床内の酸欠を防ぐのに,いい感じの構造になっていると思います。

生きているイトミミズ食い放題にしてあるので,暫くほったらかし飼育にしてみます。

2014年8月8日金曜日

もしかして,ついに脱落者を出してしまうのか・・・

今日から13連休です。
うははは。
最近,年休を使っていなかったので,会社の夏季連休に3日プラスしてしまいました。
うははは。

イモリベビー水槽の底床内でイトミミズが維持できるとわかったので,買い足してきました。


ミニカップ3杯分です。

おいおい,イモリベビー20匹に,いくらなんでも多すぎるだろ?

そのとおり。ただ,底床からお尻を出してユラユラしているのや,水底を移動中のがエサになるようなので,長期維持できれば楽ができるなあと思った次第。

あれ?

なんだか動きがおかしい個体がいます。

水底にSTAYできません。


網で掬おうとすると,泳いで逃げまくります。
このまま放置すると,水底に這い蹲ろうとがんばって,体力を消耗してしまうでしょう。
飼育水を5mmほどはったプラケに隔離し,リラックスできるようにアナカリスを1本いれておきました。おそらく,お腹の中でガスが発生したかなにかで,浮力が増加しているのでしょう。しばらく,安静にさせることにします。1日や2日,エサを抜いても死にはしないでしょう。それよりも,消化器官をクリアしてしまうほうが先決です。

いつもは被写体深度をかせぐために,ストロボを使って絞り込んで撮影していますが,今日は手抜きをして,ノンストロボ撮影です。イモリは動きがのろいので,シャッター速度を遅くできて撮影が楽ですね。AFもつかいませんし。

2014年8月6日水曜日

20匹いた!

いままで,19匹だと思っていました。数日前にスポンジフィルターを設置し,
生物ろ過が効き始めて飼育水が透き通ってから数えてみると,なんと20匹
いるではありませんか。

あれぇ?

ところで,だいぶ体格差がついてしまっています。
大きいのと小さいのとでは体長が2~3倍違います。



一番でかいやつは,26~27mmまで育ちました。


んで,ちっこいのはこんな感じ。


11mm~12mmくらいです。体重にして,10倍以上違うはずです。
これ以上差がつくと,小さい子は大きい子にとって,エサにしか見えなくなるかも。

他の子達はこんな感じです。
この子が平均くらいでしょうか。



こっちを向いて!



お外に興味があるのかな?


乾燥イトミミズも与えています。一晩たつと沈みます。
なんとなく減っている気がするので,食べていることに期待したい。

2014年8月2日土曜日

活イトミミズ投入



最近,成長速度が鈍化してきている気がします。ベビーイモリ達のお腹もぷっくり膨らんでいません。水槽内に食べられるものが不足しているようです。尻尾をかじられた個体もいます。

でも,19匹もいるとこうした環境でもしっかり食べている個体と,そうでない個体が出てきます。エサを探すのがうまい個体と下手な個体,どんどん成長に差がついて,このままだと下手な個体はエサになってしまいそうです。

実は夕べ,乾燥アカムシやら乾燥イトミミズをあげました。沈んだものをつつく個体もいたようですが,全員が食べてくれるとは限りません。いずれは乾燥フードに慣れさせるとして,まだ生きているエサが必要です。

5時におきて田んぼに行ってきました。2種類の金魚ネットを使い,粗めで浮き草やヤゴを排除し,細目でミジンコやら水棲昆虫をゲットします。水槽に入れると,さっそく採餌行動をとり始めました。

実は,前から使ってみたいエサがあります。活イトミミズです。自宅周辺のショップで見かけたことはないので,入手するには通販しかないかと思っていました。でも,クール便の送料がムダに感じられて,手がでませんでした。

あちこちショップに電話をかけてみると,観賞魚センターカワグチさんで扱っているとのこと。だが,ここは車で往復1時間もかかります。うーん。平日は無理だけど,今日は土曜ということで行ってきました。

とりあえず,最小単位ということ,でおちょこ1杯が150円。帰宅して,早速イモリベビー水槽に投入しました。

もう,祭り状態です。気が狂ったようにイトミミズにかじりつきます。

問題は,イトミミズがどれくらい持ちこたえてくれるか?

イモリベビー水槽は田んぼの浮泥を1cmほど敷いています。おそらく,ここにもぐりこむでしょう。そして,お尻を水中に出してユラユラさせるはずです。自然界ではこのようにして生息しているらしいので,もしかしたら,イモリベビー水槽でイトミミズを維持できるのではないかと期待したわけです。しかも,完全に浮泥の中にもぐるわけではないので,順次ベビーに食べられていきます。

裏庭に設置した,「ボウフラ・アカムシ・ミジンコ育成システム」が順調に稼動するまでは,なんとか持ちこたえられるのではないかと。

もう,お腹がパンパンです。毎日こういうふうに沢山食べさせることができていれば,どんどん大きくなるのでしょうね。