2014年7月19日土曜日

飼育日誌はじめます

我が家のイモリ飼育は突然始まった。小4の長女が学校から持ち帰ってきたのだ。
どうやら,教室でプラケでイモリたちを飼育していたようなんですが,調子にのって個体数を増やした結果,担任教師から飼育停止命令が出た模様。これが,5月の出来事。

我が家にやってきたのはこの♀です。



もともとは小学校のそばに生息していた野生個体ですが,完全に餌付けされていて,飼育は簡単でした。

その後,その生息地とやらを長女から教えてもらい,♂2匹,♀1匹を追加導入しました。後から導入した3匹はなかなか人工飼料を食べてくれませんでしたが,ナメクジを与えたところ餌付けに成功。ついでに人工飼料も食べてくれるようになったのです。

そうこうしているうちに,写真の♀が産卵を開始しました。どうやら,学校のプラケ内で精胞を取り込んでいたらしいのです。私が捕まえてきた♂はこの♀に比べると,とても体が小さいので,相手に
されそうにありません。

食卵されるといけないので,卵は発見次第,別の水槽に移動させていました。全部で十数個ありました。

孵化したあとのベビーイモリのエサについて調べると,皆さんブラインやイトメをあげているご様子。ブラインは以前,グッピー飼育に使ったことがありますが,面倒くさい。活きイトメは近くに売っていないし,困ってしまいました。ミジンコの養殖もハードルが高いし。

そうだ! 田んぼを再現しよう!

田んぼで浮泥と水をもらってきて,ビーシュリンプ水槽の飼育水と混ぜて水槽を立ち上げました。なにやら,微生物や水生昆虫がワラワラいます。田んぼに水がある限り,会社の帰りに補充がききます。

11匹のベビーイモリの孵化を確認しました。現在の生育状況はこんな感じです。



水槽の奥にいる一番大きな個体は,肉眼でも手が生えているのが確認できます。
半数はヨークサックがなくなっている様子なので,何かしら食べているのでしょう。

ナメクジを食べてご満悦のもう1匹の♀を紹介します。



お口のまわりのモヤモヤしたものは,ナメクジの粘液です。
って,親水槽を観察していたら,なにやらピコピコ動いています。

ん?


お?



え?



結局,6匹捕獲しました。点滴法にて,ベビーイモリ水槽に水あわせします。


ヨークサックはなくなっているようですし,いったい何を食べていたんでしょう?
毎日,アナカリスに卵がくっついていないか観察していたのですが,まったく気がつきませんでした。
それによく親イモリたちに食べられなかったものです。食べられてしまったベビーもいるのでしょうが,ベビーイモリ水槽立ち上げ時,田んぼからつれてきたオタマジャクシは全て親水槽に投入しましたが,全て食べられてしまったようです。それを考えると,すごい生存率です。

こんなのに狙われたら,イチコロだと思うのですが。


姐さん,目が怖いです。


底床があって,何かしら微生物が沸いていれば,食べるものはあるのかもしれません。しかし,成長に伴って食料は不足するでしょう。はやく,こいつらが食べられるようになるといいのですが。



カゲロウの幼虫です。ヤゴではないですよ。まぁ,庭の隅で秘密兵器もヨメさんにないしょで準備中です。

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