10匹全員が上陸を果たしました。
全員の上陸が完了するまで,1ヶ月ちかくかかりました。
実は,3日前まで上陸組にロクにエサを与えていませんでした。
正確にいうと,コオロギの孵化子が僅かしか採れず,満足に食べさせる
ことが出来ずじまいでした。
でも,全員元気です。
現在,ヨーロッパイエコオロギ,フタホシコオロギともにモリモリ大きくなって,
♂が鳴きまくっています。
当然,♀がばんばん産卵しているようですが,孵化まで保温しても2週間
はかかるのがつらいところ。
昨秋,アカハライモリの幼生が上陸したときよりも状況がまずいです。
しかも,この子たちはmoi様からの頂き物。死なせるわけにはいきません。
これまで毎晩,レプトミン,乾燥アカムシを目の前でプルプル揺さぶって
きましたが,ガン無視されてきました。
やばいです。
本当に,やばいです。
こういうときは,ちょっと,視点を変えてみましょう。
自分が飢えているとき,身長60メートルの巨人が丸太の先に何か怪しげな
ダンゴを載せて目の前でフリフリしたら,食べるか?
食べないよなー。
怪しすぎるし,そもそも身長60メートルの巨人が怖すぎて,ビビって
固まるでしょうな。
そこで,ビニールポッドを加工して隠れ家を作り,入口の近くでレプトミン
をフリフリすることにしました。
彼らはきっと,安全地帯にいることで安心感があり,エサを掠め取ろう
とするのではないでしょうか?
2日前,竹串のさきっぽにレプトミン団子をくっつけて,隠れ家の入口で
プルプルやってみました。
辛抱強くプルプルさせていると,舌を伸ばして味見してきます。
なかなか良い塩梅です。予想通りの行動です。しかし,その日は
そこまでしか彼らは挑戦してくれませんでした。
昨日,遠慮しながらも2~3回のパクつきを確認できました。
そして本日,8回のパクつきを確認できました。総勢10匹なので,
いい感じになってきました。
仲間の行動を見て学習するようですね。
なかなか賢い。
これで,不安定なコオロギの孵化子に頼ることなく,レプトミンへの
餌付けがうまくできそうです。
活きエサに餌付いてしまうと,配合飼料への移行に難儀するケースも
多いので,今回はこのままレプトミンに餌付けてしまいましょう。
いやあ,いい子たちです。
動画は,プルプルやっているところはカットしました。